VINYL REVIVAL
2014年 10月 04日
一瞬のブームじゃなくて定着を見せている昨今ですが、
アメリカ行くと「マジで来てるな」と思うわけです。
アパレル&雑貨を扱う良きセンスのショップ、
URBAN OUTFITTERSのサンタモニカ店は、
店内に入るとすぐこの有様!
今まで旬な雑貨を置いていたコーナーが、丸ごとアナログ盤コーナーへと変貌!
しかもVINTAGE盤までしっかり販売。
楽曲のデータ配信が当たり前になっているMP3社会の昨今、
そのカウンター的な単純な先祖返りかと思いきや、
アーティスト側からの新作レコードリリースも増えてるし、
「どっこい生きてる」的なピョン吉魂が今後もレコード復権に拍車をかけそうな雰囲気。
そんな最中、日本でもHMVが中古アナログレコード専門店を
今夏渋谷DMR跡にオープンさせて話題に。
このご時世に? HMVが? 渋谷に? 中古レコ屋を?
ってことで先日覗きに行ってきたんです。
流石にフロア全部がレコードで埋め尽くされてるわけではなく、
中古CDやらレコード関連商品やらがフロアの半分を占めてましたが、
このご時世にHMVが渋谷に中古レコ屋をオープンさせる気概というのは、
ビンビンに感じました。
で、特に何を買うでも無く店内をブラブラしていると、
妙なジャケのアイテムを発見。
完全に謎の小冊子。
なんだかソソる悪ふざけのニオイがします。
裏を見てみると、ちゃんと7インチが入ってました。
カクバリズム所属のバンド、片想いの新作でした。
山岸聖太がPVを手掛けている片想いのレコードでした。
というわけでサンタ君に現物を頂いたので、
久々に自宅で針を落としてみた次第。
レコードやっぱイイわぁと思いつつ、
この『山の方』、その小冊子はやはりかなりの悪ふざけっぷりでした。
執筆陣を見てピンと来てビンビンと来た人は、絶対に買いましょう。
まぁこんなアナログ復権の動きは個人的には大歓迎なんですが、
この動きは他ジャンルまで広がるのかなと期待しつつ世間を見渡すと、
次はこの辺が来るのかもしれませんね。
URBAN OUTFITTERSでは、
IMPOSSIBLEがレストアしたポラロイドカメラをオンラインストアで販売中。
レコードで音楽を聴き、ポラロイドカメラで写真を撮る21世紀。
ステキじゃないですか。