話はグッとさかのぼって、深大寺だるま市。
3月の3日と4日に開催される、かの有名なだるま市でして、
日本の“三大だるま市“の一つだとかなんとか。
長年地元の祭りとして親しんでいますが、
過去だるまを買った記憶は殆どなく、
多数の出店が集う祭りとしてエンジョイすること早幾年。
二児の父となった今も、
相変わらずコルク玉を詰めてコッキングを繰り返しております。
いつもの定位置に、いつもの射的屋さん。
遙か昔ここの親父さんにライターの取り方をご教授頂き、
以降鈴木少年はライターハンターとして開眼したわけですが、
今回はボウズ。
射的でヌードライターを穫ることをライフワークとしてきましたが、
もうここ5年以上ヌードライターを見かけていないので、
いよいよ絶滅したのでしょうか。
夜店の景品も様変わりして、今はこんな物も……。
様変わりと言えば、射的、缶倒し、輪投げといった
技術ベースで射幸心を煽る夜店の数も激減。
技術いらずのくじ引きとか宝釣りとかは相変わらず健在ですが、
その辺が何となく寂しくもあったり。
と思ったら、深大寺がオフィシャルでこんな射幸心を煽るだるま販売を!
なんとミニだるまをブラインド販売!
10年前のワタシだったらコンプリート目指して頑張っていたかもしれません。
夜店が様変わりしていく中、昨年は出店をお休みしていた名物の飴細工おじさんが今年は復活。
親父の射的同様、飴細工は無条件で子供に許可が出るので、
長男が早速オーダー。
「ペンギン、黄色で」。
箱より取り出したる飴に、チョチョイと色を混ぜれば
あっというまに黄色い物体へ。
クルクルクルっと。
パチンパチンと。
あっという間にペンギンの形へ。
他のお客さんとの会話を聞いていた所、
飴細工ができる職人は日本で3人しかいなかったが、
そのうちのひとりが亡くなったので、
いまこれができる人はふたりしかいないことが判明。
「もうひとりのほうが若ェから、先にくたばるのはオレだな」とも。
何事も、当たり前の様にいつまでもあるわけじゃないということを、
じんわりと実感。
というわけで、今後ともNO FLASH,NO MOUVIE、PHOTEのみでよろしくお願いします。
こちらが完成した黄色ペンギン。
ヒヨコにしか見えないけどまあいいでしょう。
余談ですが、
最近の屋台は暖簾とか横幕がビニール製で味気がないですね。
飴細工屋さんも以前は染めの渋いヤツだったのに、
今年はビニール製でした。
こんな染めの暖簾も、いつか失われた文化になっていくんでしょうか。